2004/01/26作成 HOME
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■冬越しするさなぎ達へ■




春に元気な姿で会えることを祈って。





冬は
野生の生物たちにとって
生死を分ける厳しいものです。
アゲハのさなぎたちにとっても、それは変わりません。
私達が冬越しするさなぎの皆さんにしてあげられる事が
少しだけですが、あるんです。


飼育ポイント【1】

秋(11月以降)のさなぎは確実に冬越しします。
動物やトリにつつかれないよう、
虫かごに入れて外に置くことをお薦めします。
私は金網などでその虫かごのあるスペースを保護して
動物たちが侵入してこないようにしていました。
(あたたかい室内にかごを入れておくと真冬の室内での羽化になり
春を謳歌できなくなります。それはその子にとって幸せなことではないと思います。)

シャーレに入れ冷蔵庫へ、と書いてある図鑑を持っていますが
冷蔵庫内は乾燥し易い上 サナギを枝から取る際、
中のからだを傷付けかねない心配があると私は思います。
ベランダに置いておくのがベストなように思います。

飼育ポイント【2】

霧吹きで水分補給を

さなぎには一日一回霧吹きで水を噴きかけよう。
一週間に一度でもOKです。
この時、体をくねらせる子もいます。
(身体をくねらせるシュッシュッと音もするので…驚きます!)
余談ですが…その都度「一緒に頑張ろうね」と
励ますと かなり生存確率が上がる…気がする。

春まだ浅い頃 舞っている蝶は、
厳しい冬を必死に乗り越えてきた子達です。
できれば、つかまえたりせずに外を満喫させてあげて欲しいです。



冬越し期間が半年以上のさなぎもいます。
一例↓
2003-09-14
2003年9月19日、さなぎになり外で越冬(半日陰になるベランダ)





2004年4月15日、長い長い眠りを経て羽化。


実に半年以上のさなぎ期間。
10月など暑い日もあったのですが
そのまま冬に突入し、越冬する運びとなりました。


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