■冬越しするさなぎ達へ■ 春に元気な姿で会えることを祈って。 ![]() 冬は 野生の生物たちにとって 生死を分ける厳しいものです。 アゲハのさなぎたちにとっても、それは変わりません。 私達が冬越しするさなぎの皆さんにしてあげられる事が 少しだけですが、あるんです。 ![]() 秋(11月以降)のさなぎは確実に冬越しします。 動物やトリにつつかれないよう、 虫かごに入れて外に置くことをお薦めします。 私は金網などでその虫かごのあるスペースを保護して 動物たちが侵入してこないようにしていました。 (あたたかい室内にかごを入れておくと真冬の室内での羽化になり 春を謳歌できなくなります。それはその子にとって幸せなことではないと思います。) シャーレに入れ冷蔵庫へ、と書いてある図鑑を持っていますが 冷蔵庫内は乾燥し易い上 サナギを枝から取る際、 中のからだを傷付けかねない心配があると私は思います。 ベランダに置いておくのがベストなように思います。 ![]() 霧吹きで水分補給を さなぎには一日一回霧吹きで水を噴きかけよう。 一週間に一度でもOKです。 この時、体をくねらせる子もいます。 (身体をくねらせるシュッシュッと音もするので…驚きます!) 余談ですが…その都度「一緒に頑張ろうね」と 励ますと かなり生存確率が上がる…気がする。 春まだ浅い頃 舞っている蝶は、 厳しい冬を必死に乗り越えてきた子達です。 できれば、つかまえたりせずに外を満喫させてあげて欲しいです。 冬越し期間が半年以上のさなぎもいます。 一例↓ 2003年9月19日、さなぎになり外で越冬(半日陰になるベランダ) ↓ ↓ ↓ 2004年4月15日、長い長い眠りを経て羽化。 ![]() 実に半年以上のさなぎ期間。 10月など暑い日もあったのですが そのまま冬に突入し、越冬する運びとなりました。 ☆次のページへ⇒
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