■幼虫の成長■ アゲハのタマゴを連れ帰った人も 幼虫を連れ帰った人も。 成長を観察してみよう。 ![]() 産み付けられたタマゴは5〜7日で孵化します。 観察していると黄色いタマゴが 日、一日と濁った感じになります。 よく見てみるとかすかに幼虫の形が見てとれます。 時々中でクルリ!と回転したりします。 そうなるともう出てくるのは間近。 誕生を楽しみに待っていてくださいね。 小さな小さな幼虫は出てくると 栄養タップリのタマゴのカラをまず食べはじめます。 (なかには殻を食べない子もいますが心配無用です。 そんな子もちゃんとさなぎになり、羽化して元気に旅立ちました。) ![]() 1〜4令の幼虫は 鳥のフンのような外見で黒っぽい姿をしています。 まだ、図鑑によく載っている あの、目の模様のついた いもむしの姿ではないです。 幼虫は4回脱皮して最終的に(終令=5令)時に やっと、あのイモイモな姿になります。 ![]() 1令〜4令までこの姿。 この姿の期間の方が長いのです。 ![]() 脱皮前。全く移動もせず、動かないので不安になります。 食草も食べず丸一日、同じ葉に居て動かない… どうしちゃったの?具合が悪いの?死んでしまうの? 心配ご無用、皮が脱げる前は動かずジッとしているのが普通です。 毎回、脱皮のたびにこういう事が起こります。 そして、時満ちていよいよ脱皮。 頭からお尻へと自分の皮を脱いでいき しばらくすると、タマゴのカラの時のように 栄養タップリの自分の脱いだ皮を食べていきます。 この時も食べずに放ってる子がいますが大丈夫です。 一日たっても放ってある皮は記念にもらっておいてもいいですね。 私は皮のついた葉をセロテープで覆うようにして取り ノートに貼り付けていました。 そしてまた一段と大きくなって食べる食草の量も増えていきます。 1令→一日に葉を一枚程度 4令→一日に葉を3枚近く(葉はユズの葉・かなり大きめです) とにかく、たくさん食べます。 常に食草は補給できるよう、頑張ってください。 冷蔵庫で保存しておいたものでも、 葉がみずみずしく、シャンとしていれば大丈夫です。 ![]() そしていよいよ、 待望の終令(よく見るイモイモの姿)へ脱皮。 これが幼虫時代の最終形態です。 終令期間は短く、夏期では一週間程。 秋から冬にかけて育てる幼虫は終令期間が多少長く 2週間〜3週間の事もありました。 一日に食べる葉の量は約5枚近く。 非常に多く食べます。 頑張って食草補給しましょう! まるで新幹線のような幼虫さんです。 ![]() 八朔の葉で 眠る終令幼虫 ![]()
☆次のページへ⇒
![]() |