2004/01/26作成 HOME
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卵からの成長記録2009



幼虫の成長



アゲハのタマゴを連れ帰った人も
幼虫を連れ帰った人も。
成長を観察してみよう。


孵化の様子

産み付けられたタマゴは5〜7日で孵化します。
観察していると黄色いタマゴが
日、一日と濁った感じになります。
よく見てみるとかすかに幼虫の形が見てとれます。
時々中でクルリ!と回転したりします。
そうなるともう出てくるのは間近。
誕生を楽しみに待っていてくださいね。

小さな小さな幼虫は出てくると
栄養タップリのタマゴのカラをまず食べはじめます。
(なかには殻を食べない子もいますが心配無用です。
そんな子もちゃんとさなぎになり、羽化して元気に旅立ちました。)


脱皮を繰り返しつつどんどん大きく!

1〜4令の幼虫は
鳥のフンのような外見で黒っぽい姿をしています。
まだ、図鑑によく載っている
あの、目の模様のついた
いもむしの姿ではないです。
幼虫は4回脱皮して最終的に(終令=5令)時に
やっと、あのイモイモな姿になります。

1令〜4令までこの姿。
この姿の期間の方が長いのです。


脱皮前の様子

脱皮前。全く移動もせず、動かないので不安になります。
食草も食べず丸一日、同じ葉に居て動かない…
どうしちゃったの?具合が悪いの?死んでしまうの?
心配ご無用、皮が脱げる前は動かずジッとしているのが普通です。
毎回、脱皮のたびにこういう事が起こります。

そして、時満ちていよいよ脱皮。
頭からお尻へと自分の皮を脱いでいき
しばらくすると、タマゴのカラの時のように
栄養タップリの自分の脱いだ皮を食べていきます。
この時も食べずに放ってる子がいますが大丈夫です。

一日たっても放ってある皮は記念にもらっておいてもいいですね。
私は皮のついた葉をセロテープで覆うようにして取り
ノートに貼り付けていました。

そしてまた一段と大きくなって食べる食草の量も増えていきます。

1令→一日に葉を一枚程度
4令→一日に葉を3枚近く(葉はユズの葉・かなり大きめです)

とにかく、たくさん食べます。
常に食草は補給できるよう、頑張ってください。
冷蔵庫で保存しておいたものでも、
葉がみずみずしく、シャンとしていれば大丈夫です。


そして最終形態へ

そしていよいよ、
待望の終令(よく見るイモイモの姿)へ脱皮。
これが幼虫時代の最終形態です。
終令期間は短く、夏期では一週間程。
秋から冬にかけて育てる幼虫は終令期間が多少長く
2週間〜3週間の事もありました。
一日に食べる葉の量は約5枚近く。
非常に多く食べます。
頑張って食草補給しましょう!

▲写真手前にある、お団子のようなものはフンです。
まるで新幹線のような幼虫さんです。



八朔の葉で
眠る終令幼虫
大きな写真はコチラ




▲おイモのお嬢さん達。バケットみたいです。

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