2004/01/26作成 HOME
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ここで失敗する子もいる。しっかりサポート!


1993年飼育例

■8月30日06:30
キュッと縮んだイモの姿でしばしの眠りにつく。

■8月31日12:00
イモムシの姿を脱ぎ捨て、サナギ形態へと変化。
頭からパリパリとイモの姿を脱ぎ、おしりへと脱ぎ進み
イモの殻を脱ぎ捨てる訳なんですが…
なんと ここでも危険が一杯なんです。


注意ポイント 1

通常は幼虫時代の皮を上手に脱ぎ捨て、
ペタ!とあの例の足場にお尻を乗せられるものなんですが足場にお尻を乗せられない子がまれに、
本当にごくごく、まれにいるんです!
首だけ糸にひっかかっていて、まさに地獄です。
すぐに助けてあげましょう。もう触れても大丈夫です。
そのままだと、死んでしまいます!

激しく膜の中で動いていて、こちらもパニックになってしまいそうですが幼虫のために落ち着いて頑張りましょう、
さなぎをつぶしてしまいそうで じかに触れない人は、
ハンカチ越しでいいですから
サナギ本体をそっと持って
あの糸を吐き出して作っていた足場に
乗せてあげてください。

すぐ、ペッタリとつきますから。
暴れていたさなぎは足場に乗れた後は
すぐに落ち着きを取り戻し、再び眠りに入ります。




注意ポイント 2

逆に足場はしっかりついているのに
首にかけた糸が外れてしまっている子もいました。
糸に首を引っ掛けられなかった時点で体を支えてやらないとサナギが足場の所で折れてしまい
(のけぞっているような姿勢になってしまいます)こうなってしまうとお尻に傷がついてしまう状態になるので羽化が危ぶまれます。
それでも諦めず発見次第、糸や柔らかい網で、
さなぎの体を固定して支えてあげてください。




さて、無事にイモムシ時代の姿を脱ぎ捨てた子の足元には脱ぎ捨てられた、くしゃくしゃっとした殻がある筈。
それも記念にもらっておきましょう。
水分が残っていると思いますのでカビないようによく乾かしてくださいね。
幼虫が脱ぎ捨てた殻を眺めてみてください、
顔やお手々が幼虫時代そのままでしょう。
かわいらしかったですね。
すくすく大きくなっていった姿、本当にいとおしく思い出しますね…。

さぁ、今は静かに羽化を待ちましょう。



夏場はさなぎになる作業をした日から羽化まで
だいたい一週間〜10日間
秋(10月)はさなぎになる作業をした日から
羽化まで22日間、少し長めのさなぎ期間でした。
もちろん幼虫によって各々 差はあります。

 

 



巨大な写真はコチラ

さなぎの準備が整ってから
約24時間後にさなぎ形態へと姿を変えます。

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